2014年5月9日金曜日

自分を知ること

こんにちは、北谷町北前にあるアソシア社会大学の大城麗子です。
5月のゴールデンウィーク も気づいたら過ぎていました。
皆様はどう過ごされたでしょうか?

さて、以前にも紹介させていただいたのですが、
私、大城には3人の男子がおります。そして3人とも見事に自閉症スペクトラム(ASD=autism spectrum disorder) という障害を持っています。
そもそも、障害とは?
それぞれのもつ特性が活かされる環境においては ”個性” であり、
その特性が社会生活において妨げになっていれば ”障害” となる。
と、大学の「障碍児心理学」の講義で教授が、話されており、
私の中でストンと納得でした。

私自身は注意欠陥多動性障害の診断があり、
30年以上、私の特性は”障害” となり、
訳の分からないまま、もがいて、
苦悩と葛藤の日々でした。
思春期から青年期にかけ自分を見つめ、
自分とは何者か?と考え始めてからが
苦しいもので、明らかに空気の読めない私には
いろいろな失敗をしつつも、それに気づかず、
疎外感だけが蓄積されてく感じであったと思います。

発達障害が過去15年くらいの間に、だいぶ認知されてきましたね。

 発達障害者支援法では...
『自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他のこれに類いする脳機能の障害であって、その症状が通常低年齢において発現するもの』とされている。

①遅れ=同じ年齢の子供の大多数が出来ることが出来ない。(知的障害を伴う発達障害)
②偏り=他の子供にもみられる行動だが、その程度が通常範囲を超えている主に2つADHD, LD。
③ゆがみ=他の子供にみられない行動がある<決してよこしまななコトではないですよww by 大城>(自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害)
”発達障害に気づいて、育てる完全ガイド”より抜粋。


自閉症スペクトラム ASDとは?
自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害(PDD) をさし、
Dr.によって診断にもばらつきがあります。
アスペルガー症候群は知能指数が、比較的高いことが多いとありますが、
知的に高いからと言って、ASDのある人間にとっては、さらに
周りとの疎外感に深く悩むものです。

大城の考える「自閉症スペクトラム」

そもそもの特性、
自閉の三つ組みといわれる 
①社会性 ②コミュニケーション ③想像力
を考えたときに、
IQが高いからといっても、難しさを感じるところは同じなんですよね。


私、大城自身も、
診断名は注意欠陥多動性障害ですが
 ①社会性 ②コミュニケーション ③想像力
に、偏りがだいぶあります。
ADHD があるが故なのか、
ADHDを伴うASDなのか、Dr.によっても見解はそれぞれなので
最近あまり気にならないのですが

自閉的な部分  それが幼さ..例えば衝動性。
それはADHDの特性でもありますが、
成長とともに自閉度は変動 していくように感じます。

衝動性の「強さ」故に、
社会の中での自分の年齢を考えていくと、
それをコントロールするのには
なかなかエネルギーを使うもので、
社会生活を営む上で、障害となる事が多いように思います。



診断において、
発達障害の症状などを見て行くと
だれもが持ち合わせている項目がいくつもあるでしょう。

精神疾患や、
発達障害においても
診断がつく所以は
頻度と度合い であり、
ASD 自閉症スペクトラムにおいても注意欠陥多動性障害においても
それは同じです。


社会大学では平成26年4月から「自分学」というカリキュラムを始めました。
臨床心理士である社会大学のスタッフでもある木内と、私、大城で
診断名云々のまえに、障害特性も知る事は大事だけれども
大事な事、「自分とは?」 というのに焦点を当てて
身体的症状と感情とのつながりなど、
少人数ワークでやっています。


今日は発達障害について少し話させていただきました。
同じような特性を持ち合わせはしても
それぞれ、人は違いますね。



そこをともに、考え、見つめて、
それぞれの特性が ”個性” となって輝けるように
社会大学スタッフ全員で、日々話し合い、応援したいと考えています。



 私自身も時間はかかりましたが、
少なくとも
私自身の特性は、
今は、たくさんの助けを借りて、”個性” として
あるように感じられる。そんな日々を過ごせています。



改めて
感謝...ですね。



”自分を知ること” ”理解をすること” 

そして、”理解 されること”  も大いなる力であると確信します。





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アソシア社会大学 (生活訓練事業)

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