2017年6月8日木曜日

報告!Associa × JICA WS「ティフ星人はパセリを食べる」パート2

前回、
報告!Associa × JICA WS「ティフ星人はパセリを食べる」パート1の続きです。

いったいどうなる?地球人?!

二度にわたるプレゼンでも地球人の想いはティフ星人には伝わらず、文化や価値観を否定されてしまった地球人たち・・。さらにはティフ星人のよくわからない習慣も押し付けられてしまいました。なんか重いムードになってきました。

こんな横柄で無表情に条件ばかりを突きつけてくるティフ星人役の後藤

それでも地球人はティフ星人との共生の道を諦めません。
そして、三度目のティフ星人の来訪。手に油性マジックと霧吹きを持っています(怖)

この霧吹きは一体なんなのでしょう?もしかして・・・

地球人の最後のプレゼンのチャンスです。ティフ星人との共生を目指して。
「私たちの街では、学食すべてのメニューにパセリを使用します」
「この地区で、ティフ星人の好むパセリを生育します」
「ここにホテルを建ててティフ星人が快適に生活できる場所を用意します」
かなりティフ星人に歩み寄った提案を行いました。

しかーし、この歩み寄りに対してもティフ星人はまたしてもこう言い放っちゃいます。

「とにかくパセリを植えろ!お前らの踊りや祭りや文化などどうでもいい!もっと広い面積にパセリを植えろ!」と。もはや地球人の支配を目的とした暴挙〜。
完全な価値観の否定!地球人の地図に油性マジックで娯楽・観光施設に「×印」をつけながら「ここもパセリ畑にしろ!」と迫り、挙げ句の果てに「お前たちは、何もわかっていないようだな!」と氷漬けスプレー(霧吹き)で地球人を1人拉致して氷漬け・・・
最後の最後に交渉決裂・・・。なんか悲しくて辛い。

ティフ星人役も、自分と違う「強引な設定」なので辛いよね。

と、ここで役どころを解いて、振り返りタイム。

「ゲームが進むにつれて、どのように感じたか?」や「ティフ星人の何が嫌だったか?、どうしてほしかったか?」といった問いかけ、これ対するこたえをみんなで考えました。
自分たちの感じたさまざまな意見や感情・想いが出てきました。

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さて、この国際開発教育のワークショップとして大きなテーマとなっているのが「民族支配、植民地化」でした。JICAの出前講座の中の数あるワークショップ中でも、一番レベルの高いワークショップと言われています。

そして、悲しいかな、今も地球のどこかの国々でもこれに似た現状があことも確かです。
わたしたちは、そこから何を学ぶでしょう?

こんな風に自分とは違った「価値観」や「文化」に対する違和感、その違和感を排除する作用から、さまざまな差別や偏見が生まれると感じます。「人種の違いや社会的マイノリティ、障がい者や高齢者などにも差別のない、多様性を認め合う社会」の実現のためには一体何が必要なのでしょうか?

このワークショップほどに過激でないにしても、「違いを受け入れがたい」という気持ちって、日常で小さな規模で起こりうることだったりしませんか?
わたしには受け入れがたい、あの人の「あんな行動こんな言動(笑)」「想像しがたい意味不明な主張」だったり(笑)

今回は、JICAの国際理解教育プログラムを通じて「多様性を認め合う社会」を考えるきっかけになりました。今後の社会大学らしい新しい文化づくりに生かしていきたいと思います。企画運営をしていただきました青年海外協力協会の池田さん、金城さん、どうもありがとうございました。https://www.jica.go.jp/okinawa/enterprise/school.html

社会大学では、今後もさまざまなプログラムを通じて、楽しく成功体験を重ねていける機会をつくっていきたいと思います。

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